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2025.12.23

闘病記その2―リハビリ奮闘〜退院⑤

闘病記 その2―リハビリ奮闘〜退院⑤
阿知波正人
 
 自主トレの院内散歩は退院が近くなるにしたがってたくさん歩くようになった。多いときは1回につき10周以上歩いている感じであった。院外を歩くリハビリと合わせて一万歩以上歩いた日も何日かあった。
 発病当初から、普段は感じないが触ると、右半身にしびれ感がある。痛覚も鈍麻している。10/2に痛覚の検査を行うと、上肢下肢とも9ぐらいになり、ほぼほぼ問題ない感じで、触れた時の痺れ感は半分ぐらいになる。
10/7頃より院内でコロナ感染が出だした。同じ病室の2人も時間差で感染したが、幸いに私は感染を免れた。
10/11、12、18、19、26にリハビリの一環で、模擬施術を行った。モデルはリハビリの先生である。姿勢検査、オーソペディックテスト、筋力検査、触診、モーションパルペーション、アジャスト、持続圧、クラニアルなどの検査と施術を行った。感じとしてはまずまずで何とか臨床に携われそうである。

10/20にドクターとの面談があり、かなり良い感じで普通に生活するだけならば、ほぼ問題はないだろうと言う状況で後は仕事への影響がどんな感じかになる。模擬施術でかなりいける感触は得ていると回答し、10月末の退院で良いのではないかとの意見を私からだした。あとはリハビリ担当者と主治医の判断に任せることになる。
 また、ここ数日右鼠径部に張りと軽い痛みを感じていた。そして2〜3日前から歩行時に膝関節のカクカクが出現していた。鼠径部の痛みは筋トレの影響で腸腰筋か内転筋の問題と考えていたが触診では圧痛などによる部位の特定はできなかった。また膝関節のカクカクは大腿四頭筋と膝窩筋の筋トレをしっかりしているので理由がわからなかった。この日時間があったので、仰臥位で鼠径部周囲の触診をすると、右ASISが左に比べると前方に突出しているのを感じる。ASISをA-P方向へモーパル、及びA-P+外-内方向にモーパルをした。結果右前方ASISであることは間違いと感じた。そしてASISをA-P+外-内方向へ手掌を使って持続圧を行う。さらに右膝を抱えこむように股関節を屈曲して、右ASISを後方へ持って来るようにした。この時、股関節の最大屈曲時に右鼠径部に痛みを感じた。この痛みの部位を触診してみるとAIISで圧痛もあった。さらにその下方を触診してみると硬結と圧痛を触知した。以上のことから、右下肢の筋トレで大腿直筋に負荷がかかり、起始腱が疲労から短縮し、AIISを前下方に牽引し、右前方ASISになった。このせいで、大腿四頭筋のテンションが異常をきたし、結果膝のカクカクが出現した。また、右大腿直筋の起始腱の異常から右鼠径部に痛みを感じるようになった。そして右ASISへのA-Pと外-内の持続圧と大腿直筋の起始腱を筋紡錘テクニックのように示指と中指で腱を長軸方向に伸ばすようにストレッチをかけた。これにより股関節屈曲時の痛みと歩行時の膝関節のカクカクは減少した。
 
10/27に退院日が10/31と決まる。OTの担当者より入院時の病院の判断は11月末まであるいは12月初旬までの入院必要としていたようである。これが1か月早く退院できることになった。しかし、退院以降は日々の生活や仕事の中でできること、できないことを見つけ出し、できないことをできるようにしていくことがリハビリになると考えている。この先どんなことが待ち受けているかわからいが、一つ一つクリアしていくしかない。
10/31 無事に退院し、病院近くにある運転免許センターの分室に、病院で行った検査結果と主治医の診断書を持っていく。後日、許可不許可の通知が来るのかと思ったら、その場で運転しても良いとの許可を得た。良かった。そしてこの日は地下鉄で2駅、約2キロのところにあるショッピングモールまでリハビリかねて歩いていき、回転ずしのランチを食べた。以前なら10皿ぐらいは食べていたのが、5皿で満腹になったのには驚いた。その後バスに乗って自宅の最寄りのバス停で下車し帰宅した。これもバスに乗るというリハビリになる。しかし、急用があり許可が出たばかりの車の運転をして出かけた。右脚の麻痺があった私には車の運転も慎重になり、これもリハビリになる。車は2か月間放置されていたのでちゃんとエンジンがかかるかどうか心配であったが大丈夫であったが大丈夫であった。急用は自宅近くであるが終わるまでに3時間近くかかった。そして、帰ってから近くの居酒屋で妻と祝杯をあげ、帰宅後ゆっくり風呂に入り、その後床に就いた。退院初日にしてはハードな1日であった。
 
謝辞
 入院中お見舞いに来ていただいた友人・知人・仲間、心配をかけそして私を支えてくれた家族、体の回復のために一生懸命かつ明るく・楽しくご尽力いただいたリハビリの先生方、入院生活の中で優しく・暖かく・明るく・楽しくそしてフレンドリーに接していただき、つらくなりがちな入院をよい回復の場にしていただいた看護師の方々、皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました